＜チビスケつうしん＞ その２５

チビスケ通信は
毎週木曜日に更新します

ぼく、それ、や！なの！

ちっくん、するでしょ？

やだもん！

(ちがうよ、チビスケ)

ちがくないでしょ！

(ちゅうしゃじゃないよ、むしくだしだよ)

やなの！ぜったいぜったい、や！

(おくちにいれるおくすりだよ)

(ほら…あたまさげて…)

いま、みてるとこなの！

(うん、うん…まってるよ…) 

…となりにたって、はなしかけながら

ぽんぽん…ぽんぽん…

まつこと、２０ふんくらい…

だいじょうぶそう？

(こっちむいて…ほら！おわり！)

ぼく、できたよ！

(えらかったねー！チビスケ！すごいすごい！)

ぽんぽん…ぽんぽん…

ほめてもらってごきげんなチビスケ

(かいせつ)

おうまは、とってもけいかいしんがつよくて

いやなことは、ぜーったいにいや！

なのです

そうなったら、さあ、たいへん

ちからづくでいうことをきかせるなんてむり

にんげんのちからでは

とうていかないません

たたいたり、ひっぱったりしたら

おうまは、ぱにっくになってあばれたり

おこってはんげきしてきたり

むひょうじょうなかおで、かたまってしまったり

もっとたいへんなことになるだけなのです

りゆうなんて、ささいなことなんです

むしくだしが、ちゅうしゃにみえたり

みなれないばけつが、おいてあったり

ばうんしゃのしきりが、ちょっとせまかったり

なっとくするまで、まってあげて

おちつくまで、はなしかけて

きになるものを、おうまのしかいからかくして

にんげんは、あたまをふるかいてん！

どうしたらやってくれるかなぁって

まいにちまいにち、かんがえます

すこしずつでも、いろんなことが

できるようになろうね

以上、＜チビスケつうしん＞でした。